不動産の相続がトラブルになりやすいのは、
「分けにくい」からです。

現金のように複数の相続人で単純に割るという事ができないのです。

リビングは兄へ、寝室は弟に。
というわけにもいきません。

不動産を、複数の相続人で分ける方法は大きく分けて2つあります。

1つめは、例えば兄と弟の2人の相続人がいる場合、兄が不動産を相続して、不動産の半額に当たる金額を弟に支払う方法です。

しかし、これには兄が不動産の半額に当たる金額を現金で所有していないといけません。

そんな大金を現金で預金している人というのはなかなかいません。

なので、払おうにも払えず、トラブルの元になるのです。

もうひとつは、単純な話、売却して現金にしてしまう方法です。

現金にしてしまえば、悩むことなく当分することが可能です。

不動産相続において、不動産を譲り受ける場合、税金がかかります。
仮に自分達が住む不動産でなければ管理するのも大変でしょう。

しかし、相続した不動産をそのまま放置しておく事は、デメリットの方が多いのです。

固定資産税を払い続けなければいけませんし、
管理状況が良くなければ、月日と共に痛んでいき価値は下がっていきます。

そうしたことを考えると相続した不動産を売却するという方法をお勧めします。